ジンジャーケーブル試聴レポート

場所

AETオフィス(広さ18畳)

CDとプリの間に使用

非常に個性的で、斬新な構造、材質に驚く。

ガレージケーブルの類は100本中100本使い物にならないが、ジンジャーケーブルは、トーン、

クオリティー、理論、材質ともに、バランスが取れている。

本製品は、低インダクタンス、低キャパテシタンスの変形ブレイド構造で、製作は困難。

オーグラインと言う、金含有銀合金を採用。

アニールもこだわり、短時間アニールで、結晶の崩壊を防いだ仕様(!)

金含有合金特有の鮮やかな色彩のサウンド、スピード、レンジに優れるクオリティーを聞かせる。

0,2mmと言う、超低断面積ながら、特有の音痩せが感じられないのが、新鮮。

お世辞ではなく、今までに試聴した中(約1000本)で、トップクラスの完成度。

あえて難を言えば、機械的な弱さ、製作の困難さ、断面積、表面積が少ない事。

導体をダブルで使用すればかなりの、クオリティー向上が期待できる。

エージングが済むまでは、大味に成るので勘違いしやすいが、是非トライして欲しい。

(株)エーイーティー

小原 薫