材料 : Belden 1506A、Bullet Plug、シールドチューブ(2sq)、SFチューブ(3φ黒)、Kester
"44" Silver Solder、熱収縮チューブ(方向性矢印、タグ)、キャパシター0.01uF、銀コート線 (1) ケーブルはBeldenの文字の「B」を信号の送り側、「N」を信号の受け側に来る様に使用します。
(2) 今回は受け側から処理します。ケーブルの先端のジャケットを15mm剥きます。ケーブルストリッパーが無ければカッターで慎重に剥いてください。
(3) シールド(外部導体)を完全に解してから縒り合わせます。シールドフォイルを取り除きます。
(4) シールドを図のように緩いカーブを描く様にしておいて、中心導体を3mmカットします。シールドも中心導体と先端を揃えてカットします。 (5) 中心導体の絶縁体を3mmカットし露出させます。 (6) 中心導体にはこげ茶色の絶縁体の皮膜が固着しておりますので錆取り用消しゴム(もしくは砂消しゴム)でこれを取り除きます。 (7) ケーブルに予備半田をします。シールドには半田を滴らない程度にたっぷりと染み込ませて下さい。 (8) プラグにも予備半田をします。Bullet Pllugは熱に弱いので出来るだけ短時間で処理してください。 (9) グランド側にシールドを半田付けします。予めシールドの予備半田を溶かしておいてから一瞬でグランドピンに付けて下さい。(このレシピ一番のポイントです。とにかく一瞬で行ってください) (10) センターピンに中心導体を半田付けします。こちらは若干時間に余裕がありますが、出来るだけ一息に作業を終えて下さい。 (11) エキストラシールドをケーブルに通します。予め割り箸等を通して平べったいシールドを膨らませておくとケーブルに通し易くなります。(割り箸を鉛筆削りで少し削ってあります) (12) シールドをケーブルに通してから、長さを調整します。直接シールドが芯線に接触しない様にジャケットの端から2mm程手前にセロテープで仮止めします。
(13) シールドの反対側(受け側)のケーブルの端から15mm手前にマジック等で印をします。(9)の仮止めセロテープを外しシールドをずらして印の所をハサミで切ります。
(14) 受け側のシールドをテフロンテープで固定します。ジャケットの端から5mm手前にグランド線に接触しない様に固定してください。また、キャパシターを取り付けるのでジャケットの端から10mm位までテフロンテープを巻いて絶縁します。 (15) キャパシターの足をグランドの図の部分とシールドに巻き付けます。適宜ピンセット等を使用してください。 (16) キャパシターと巻き付けた足をテフロンテープで固定します。
(17) SFチューブを被せ長さを合わせてカットします。SFチューブを通すときにシールドとケーブルの端をセロテープで巻いておくと引っ掛かりません。
(18) SFチューブをずらしておいてプラグのボディと熱収縮チューブを通します。
(19) SFチューブをテフロンテープで固定します。
(20) ケーブルの送り側を受け側と同様に処理して半田付けします。 (21) 裸にした銀コート線をシールドの上から巻きます。 (22) グランド線の図の部分にも巻き付けます。 (23) テフロンテープでシールドと銀コート線を固定します。 (24) テフロンテープでSFチューブを固定しつつ、プラグのボディの端に合わせながら直径9mmになるまでテフロンテープを巻きます。 (25) プラグのボディを取り付けます。巻き付けたテフロンテープが引っ掛かる様でしたら、一巻き分切り取ってください。
(26) 受け側も同様にテフロンテープを直径9mmになるまで巻き付け、プラグのボディを取り付けます。
(27) 予め通しておいた熱収縮チューブを収縮させます。ヒートガンが無ければ、ハイパワーのドライヤーかライターを使用してください。この際にSFチューブが溶けないように注意してください。(プラグの色や透けて見えるキャパシターで方向は判るので熱収縮チューブを取り付けなくても問題は有りません)
(28) 完成 |